映画『帰ってきたヒトラー』感想(ネタバレなし)
映画『帰ってきたヒトラー』が良かったので書く。
小説の映画化としてかなり成功していると思う。
かなり変わった映画だった。
ヒトラーの復活以外には、ファンタジー・
マジックリアリズムの一種なのかな。
コメディ的な悪夢がどんどんと日常を覆っていく様子が圧巻。
映画では、さらに実際に現代のドイツ国民にインタビューをするというドキュメンタリ
楽しい夢だと思っていたらいつの間にか悪夢に変わっている恐怖。最初笑ってた観客も笑えなくなる。
『帰ってきたヒトラー』、一般人との会話シーンは本当に一般の人と即興で会話してるのか。凄いな。それだけで380時間も録画したそう。そして「ドイツ社会の中間層がいかに右傾化しているかを知り、驚いた」そう。 pic.twitter.com/BUtqoM3x7o
— ミスターK (@arapanman) 2016年6月18日
このドキュメンタリーの部分だけでもかなり画期的でおもしろい。
ヒトラーに扮した人物が各地をインタビューして回るだけでも傑作
そして最後はなぜかボロボロに泣いてしまった。
この映画を観て泣く人はどれくらいいるのだろうか。
観終わった直後はなぜ泣いてしまったのかイマイチわからなかった