トマト倉庫八丁目

小説、漫画、映画、ゲームなどなど

雑記06:文章と映像と動画と、それとVR

この3月でTwitterを始めてから丸7年になったようだ。 当時はまだ高校生で、クラスの中でTwitterをしているのは3人とかいう状況だったのを覚えている。 そのころのTwitterにはもちろん動画を投稿する機能はなく、写真も1ツイートにつき1枚まで。今よりも…

雑記05:ひねくれ就活記

○ブログのこと 全然ブログを更新できていないのに、このところ1日に30人くらいに見ていただいているようだ。そのほぼ全てがDDLCの記事。 今やDDLCはキズナアイがやるほどの人気ゲームになって、やはりネタバレを踏まずにやり過ごすのが難しくなってきたと思…

『Doki Doki Literature Club!』はヤバいゲーム

『Doki Doki Literature Club!』 前回に引き続き英語圏のノベルゲームをプレイした。 それが『Doki Doki Literature Club!』 ddlc.moe 『Doki Doki Literature Club!』は「Team Salvato」が製作した完全無料のノベルゲームである。 高校の文芸部を舞台に、可…

ゲーム『Butterfly Soup』レビュー

TOEFLiBTの受験日が近づいているのに、全然勉強する気が起きない、遊びたい。でも自堕落に遊んでいると、こんなことをしていていいのか、という罪悪感に襲われる。 ……というのを年末年始から繰り返していたが、天才なのでこのフラストレーションを解決する方…

雑記04:FOMO

ここ最近文章を書いて公開したい欲がすごく、連日ブログを更新している。 正直人に文章を公開するのはかなり恥ずかしい面もあるが、もうヤケクソである。ええいままよ。 ○バブルへの憧憬 なんか最近の日本はバブルへのあこがれがあるように思う。2017年はと…

雑記03:バブルの話とか国家の話とか

○三たび仮想通貨の話 また今回も仮想通貨の話なのだが。ここまで執拗に仮想通貨の話をするのは、周囲の投機にあまり興味がなさそうだった人たちがどんどん仮想通貨に参入していることによるところが大きい。個人的に悲しいのは、仮想通貨に参入している人の…

2017年に観て良かった映画まとめ

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 2017年はいろいろなことを始めてみたものの、実りは少なく、結果的にじたばたしてたら終わっていたような一年でした。 2018年は成果を実感できる年にしたいですね。 もう年が明けちゃい…

カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』レビュー

といっても、前回サークルの会誌で、「SF映画の原作を読む!」という企画用に書いたもののなのですが。 カズオ・イシグロノーベル賞受賞記念に、編集長の許可を取ってここにも貼っておきます。 会誌用なのでブログとは語り口がちょっと違うかも。 なお、京大…

雑記02:バーチャル何とかの話とか

前回の記事を書いて、普段人に話してもガン無視されるであろうアレコレを殴り書く楽しさに気がついてしまった。 クリスマスですね。 個人的に、クリスマスが近くなると、消費に駆り立てられている感じ、欲望を強制的に作らされている感覚があってモヤモヤし…

雑記01:仮想通貨の話とか

もうちょっと雑にブログを動かしたい気がしてきたので、メモ代わりの雑記。 今週は研究に進展があったので嬉しい。火曜の夕方以降は、自分のテンションが少し高くてキモかったかも。 ただ、そのぶん今月は研究のための文章ばかり読んでいて、趣味の本が全然…

藤井四段がデビューしてからの将棋界

今日、藤井四段からデビュー以来無敗の29連勝を達成して、連勝記録歴代単独一位になった。 www.sankei.com 前人未踏の素晴らしい記録だ。 しかし、将棋ファンとして個人的に、この記録はつまらない。 藤井四段がデビューしてから、将棋界はつまらくてしょう…

牡蠣の燻製を大量に作るライフハック

牡蠣の燻製がおいしい。 本当においしいのだ。 寒いのが本当に苦手で、早く春になってほしいが、牡蠣の燻製が作れなくなるのは嫌なので、もうしばらく冬でいてくれてもいい。そう思うくらい牡蠣の燻製がおいしい。 炬燵に入って作った牡蠣の燻製をパクパクし…

大人になること

誕生日だ。 20歳を越えてから誕生日はあまり嬉しいものではなくなってきた。 自分の前に広がる可能性が、部分的には、少しずつ狭くなっているのを感じているのかもしれない。 大正時代くらいまでは数え年が一般的だったから、正月と一緒に歳が増えるのを祝う…

『白馬のお嫁さん』『消滅世界』――男性の妊娠

『白馬のお嫁さん』(庄司創)の最終三巻を読んだ。 良いSFラブコメだった。 庄司創作品ということもあって頭でっかちなのだけれど、『勇者ヴォグ・ランバ』あたりに比べると今作は良い感じに肩の力が抜けている。 ただ、あっという間に終わってしまった感じ…

夏コミのお知らせと、星雲賞コミック部門半分くらいレビュー

まずは、僕が所属している京大SF・幻想文学研究会が夏コミ(C90)で頒布するやつの宣伝をば。 C90のお品書きです。新刊『WORKBOOK106 特集:SFと漫画』(星雲賞コミック部門全レビューなど)|¥400既刊『WORKBOOK105+Asterisme』(レムコレクションレビュー…

森達也『FAKE』感想

白か黒かという二項対立的な発想が嫌いだから、この映画をつくったわけです。だから結果として、「白と黒」が「黒と白」になりましたじゃ意味がない。(中略) だからそれを見て、この映画が全部フェイクだったのかと思う人がいてもいいんだけど、少なくとも…

『シン・ゴジラ』感想

『シン・ゴジラ』を初日に観てきた。 すごく良かった……。 まだ観ていない人はできるだけ早く観ることをおすすめします。 ネタバレされたくなければ、ってんじゃなくて、なんだろう。この映画の手の切れるような鮮やかさをあじわうには——ほとばしる果汁を味わ…

『帰ってきたヒトラー』(ネタバレあり)

『帰ってきたヒトラー』を観て泣いてしまった理由。 それは言ってしまえば単純なのだけれど、たぶん、知らないうちにザヴァツキに感情移入していたんだろうと思う。 ザヴァツキは最初、ヒトラーのコメディアンとしての才能に惚れ込み、思想的にも同調するよ…

映画『帰ってきたヒトラー』感想(ネタバレなし)

映画『帰ってきたヒトラー』が良かったので書く。 小説の映画化としてかなり成功していると思う。 かなり変わった映画だった。 ヒトラーの復活以外には、ファンタジー・SF的な要素が全くない。それ以外はあくまでリアルに、実際の人物名や政党名、地名など…